✅ビットコインって何?
✅ビットコインの投資信託はあるの?
✅暗号資産はどうやって分散投資したらいい?
こんな疑問を解決できる記事になっています!
この記事を読んで、ビットコインについて理解を深めると
投資の成功に一歩近づきます!
記事前半では「ビットコインのETF」について、
後半では「ビットコインに投資するコツ」を解説します!
私は銀行に勤めていた際に、200名以上のお客様から、お金に関する相談を受けていました。
難しいと思われがちな、投資の知識をわかりやすくお伝えします!
ビットコイン(暗号資産)とは何か
代表的な暗号資産の一つが「ビットコイン」です♪
【暗号資産とは】
「暗号資産(仮想通貨)」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。
- (1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
- (2)電子的に記録され、移転できる
- (3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない
代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。
ビットコインETFとは何か
ビットコインETFとは暗号資産の
ビットコインに投資するETF(上場投資信託)です。
ビットコインの価格に連動して、ETFの基準価額が変動します。
ETF(上場投資信託)とは
「上場している投資信託」のことです。
株式と同様にリアルタイムで注文できます!
ビットコインETFとビットコインの違い
ビットコインETFとビットコインは以下のような違いがあります。
購入場所
ビットコインETFは証券会社を通じて、売買できます。
わざわざ暗号資産(仮想通貨)取引所で口座を開設しなくても
取引することができるので、
私たち投資家にとっては利便性が高いですね!
種類 | 購入場所 |
---|---|
ビットコイン | 暗号資産(仮想通貨)取引所 |
ビットコインETF | 証券会社 |
税制
ビットコインETFの方がビットコインに比べて、税金が低いです!
種類 | 税制(日本) |
---|---|
ビットコイン | 雑所得(税率15〜55%/累進課税) |
ビットコインETF | 譲渡所得(20.315%) |
取引可能時間
ビットコインETFの方がビットコインに比べて、売買できる時間が短いです。
種類 | 取引可能時間 |
---|---|
ビットコイン | ほぼ24時間、365日 |
ビットコインETF | 証券取引所が開いている時間のみ 例)ニューヨーク取引所は9時30分から16時まで |
取引できる時間はビットコインETFの方が短いけれど、
ETFは証券会社口座で取引できたり、税金が低いというメリットがあるんですね✨
海外のビットコインETFについて
2013年7月にアメリカで初めて
「ビットコインを投資信託として上場させて欲しい!」
という申請がされ、
2018年には9件という過去最多の申請があり、その後も何度も申請されておりましたが、
「まだ成熟した資産ではなく、金融の安定性と市場の整合性について懸念がある」という理由で、
ビットコインのETFは却下され続けていました。
やっと2021年にアメリカ🇺🇸でビットコインETFが承認され、
近年、各国でビットコインETFが導入され始めてきています。
アメリカのビットコインETF
2021年10月からにアメリカで先物価格に連動したビットコインの先物ETFの取引が開始されました。
また、2024年1月にアメリカで現物価格に連動した11種類のビットコイン現物ETFの取引が開始されました。
2021年10月にビットコイン先物ETFが初めて承認された時には
1ビットコインが6万ドルを超えて、11月には当時の史上最高値を更新しました。
香港のビットコインETF
2024年4月にビットコインの現物ETFの取引が開始され、
イーサリアムの現物ETFも同時に取引が開始されました。
ETFアナリストのエリック・バルチュナスさんは
「香港は現物創造を目指していて、今は現金でETFを購入しているけれど、
将来的にはビットコインでETFを買うことができることを目指している」という見解を述べています。
参考:コインテレグラフジャパン 香港でのビットコインETFとイーサリアムETF 4月30日の開始が正式に決定
オーストラリアのビットコインETF
2024年6月にシドニーのオーストラリア証券取引所(ASX)でビットコインの現物ETFの取引が開始されました。
初日の出来高は上場後約150万ドル(約24億円)でした。
ビットコインはリターンが大きいイメージがありますが、
その分、暴落するリスクもあるので、リスクを理解した上で投資をすることが大切です♪
日本でビットコインETFは買える?
残念ながら、日本ではまだ承認されていないため、
私たちはビットコインのETFを買うことはできません。
ちなみにSBI証券ではビットコインETFについて、以下のようにHP上で発表しています。
米証券取引委員会(SEC)が2024/1/10に代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)11本を承認すると発表したことを受け、大変多くのお客さまより同銘柄の取扱いリクエストをいただいております。
当社を含む日本国内の証券会社で取扱うにあたっては、金融庁に「外国投資信託に関する届出」がなされたETFであることが法令により定められております。同ETFは2024/1/22現在、外国投資信託に関する届出がおこなわれておりません。
SBI証券 【ご確認ください(銘柄追加リクエストについての回答)】 当社追加採用不可銘柄につきまして
当社では、これらのETFに関し届出がおこなわれたことが確認できましたら、速やかに取扱の可否を検討いたします。
SBI証券のビットコイン(暗号資産)のファンドについて
SBI証券では暗号資産に投資を行う、「暗号資産ファンド」が運用されております。
こちらはETFという形ではありませんが、
私たち投資家から集めたお金を
投資会社が暗号資産に分散投資をしてくれるというファンドです。
既にファンドの募集は終了してしまっておりますが、
2022年2月1日から2025年1月31日まで3年間運用される予定なので、
もしかしたら、第2弾がスタートするかもしれませんね!
SBI証券の暗号資産ファンドの運用状況について
SBI証券の「暗号資産ファンド」では
7つの暗号資産を時価総額比率に応じた一定の配分で投資をしてくれ、
毎月末に投資状況を考慮して、リバランスをしてくれています。
2024年5月時点では以下のポートフォリオになっています。
引用元:SBI暗号資産ファンド(匿名組合1号) 月次レポート
こちらの投資割合は個人でビットコイン投資をする時に
参考にできそうですね♪
ビットコインに投資をするときのコツ
先ほどお伝えしたように、
日本ではまだビットコインETFは導入されておりません。(2024年6月時点)
しかし、口座開設をし、暗号通貨取引所を通して、ビットコイン等の暗号資産を購入することは可能です!
自分で購入する際には、投資の原則である「分散投資」を意識して、
ビットコインだけではなく、他の暗号資産にも投資をし、
自分でETFを作るようなイメージで投資をすると、リスクを分散させることができます。
よくある質問
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ビットコインはどこで購入したら良いですか?
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例えばCoincheckなど、手数料が低い仮想通貨取引所で買うのがおすすめです。
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ビットコインは何によって値動きするのか?
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ビットコインの値動きは以下が要因として考えられます。
上昇要因:戦争や金融危機など有事の金融資産として需要が高まった時、金融緩和や利下げがされた時など。
下落要因:ビットコインに関する規制が強化された時、暗号資産全体への信用が低下した時など。