この記事はこんな疑問が解決できます
✅投資信託はこまめに売買した方が利益が出やすい?
✅利益が出たら売却した方がいい?
✅投資信託を売却するタイミングを知りたい!
こんな悩みを解決できる記事になっています!
実際に私もこの方法を実践したことで、
100万円以上の利益を出すことができました。
この記事で投資信託の売買のタイミングについて理解を深めれば、
効率的に資産を増やす方法がわかります。
記事前半ではこまめに売買してはダメな理由について、
後半では投資信託の売却のタイミングについて解説します!
私は銀行に勤めていた際に、200名以上のお客様に投資のアドバイスを行ってきました。
難しいと思われがちな、金融知識をわかりやすくお伝えします!
投資信託はこまめに売買した方が利益が出やすい?
「こまめに売買」の定義
こちらの記事では「こまめな売買」の定義を以下といたします。
- 数日から数ヶ月の間で売買を繰り返す。
- 市場の短期的な変動を利用して利益を狙う。
【結論】長期投資をした方が利益が出やすい!
こまめに売買はせず、
長期投資をした方が利益が出やすいです!
なぜなら、3つのデメリットがあるからです。
こまめに売買することのデメリット3つ
1.時間と労力がかかる
短期的に利益を得ようと思ったら、ニュースや経済指標などの情報収集に力を入れますよね。
しかし、株式と違って、投資信託は売買の注文をした翌日に
基準価格(投資信託の売買価格)が決まるため、
リアルタイムで取引ができず、値動きを正確に予測することが難しいです。
せっかく時間をかけて情報を集めたのに、価格が想定通りに動かない等、
費やした時間とリターンが見合わない可能性が高いです。
2.コストがかかる
手数料・信託財産留保額・税金等のコストが発生する可能性があります。
手数料は各証券会社ごとに決められており、
信託財産留保額は各投資信託ごとに決められていています。
「NISA」や「iDeCo」の場合は税金はかかりませんが、
投資信託口座で運用している場合は売却して利益が出ると、20.315%が課税されます。
3.複利の効果が得られない
こまめに売買することによって、長期間運用することで得られる
「複利の効果」が得られず、リターンが少なくなる可能性があります。
【複利効果とは】
運用で出た収益を、元本にプラスして運用することで得られる利益を「複利」と呼び、
利益が利益を生んで資金が増えていくことを複利効果と言います。
投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。
参考:金融庁『投資の基本』
投資信託を売却をする3つのタイミング
こまめに売買せずに、長期的に投資していた方が良さそう!
でも、いつまで投資を続けたらいいの?
投資信託を売却をするタイミングについてご説明します♪
1.目標金額に達した時
例えば、子供の教育費や住宅購入資金のためなど、
投資を始める前に設定した目標金額に到達した場合は、
売却を検討する良いタイミングです。
その際には、必要な分だけ売却をして、残りのお金は運用を続けることで、長期投資を継続していくことがおすすめです。
目標達成時のアクション
目標金額に達したら、以下2つのアクションをしてみましょう。
①利益確定: 目標に到達したら、利益を確定する。
②再投資の検討: 新たな投資先を検討し、資産運用を続ける。
2.現金が必要になった時
結婚や出産、引っ越しなどのライフイベントが発生し、
預貯金だけでは賄えない場合は投資信託を売却して、
現金化することを検討してみましょう。
資金需要と投資戦略
現金が必要になった場合、投資戦略を見直し、
必要なお金を確保しつつ、残りの資産をどう運用するかを考え直すことが重要です。
【例】
現状:子供の出産で20万円必要になった。投資信託(債券型)は現在100万円。
アクション:100万円売却し、そのうち20万円は出産費用に充てる。
今後は子供の教育費のために資産を増やしたいので、
残りの80万円はリターンの大きい投資信託(株式型)へ投資をする。
3.ポートフォリオを組み直すとき
投資市場の状況や自分の投資目標が変わった時には
ポートフォリオを組み直し、リバランスをしましょう。
リバランスとは
リバランスとは投資先の割合を変えて、資産の構成割合を変えることです。
市場環境や経済状況の変化に応じて、ポートフォリオのバランスを見直し、リスクを適切に管理することが重要です。
【例】
リバランスを行うことで、リスクを抑えやすい資産構成割合を維持することができます。
投資目標の変化
結婚や出産、子供の独立などライフステージの変化によって、
自分自身のリスク許容度が変わり、投資目標が変わることがあります。
投資目標が変わった際は投資信託の一部または全部を売却し、
リスクやリターンが異なる新たな投資先に投資をしてみましょう。
投資信託の売買で成功するためのポイント
投資信託の値動きが気になって、一喜一憂してしまいます!
ほったらかしにして、運用成績を見る日を決めましょう♪
投資を始めるとお金が増えたのか、減ったのか気になって、
お金が減っていたら、「このまま投資していても大丈夫かな」と不安なりますよね。
一喜一憂しないために、例えば、月末に運用成績を見る!と
運用実績を確認する日を決めておくのがおすすめです。
長期運用のコツは
ずぼらに!
ほったらかし!
にしておくことです。
私が銀行に勤めていた際に、お客さまからよくいただいた質問をご紹介します。
よくある質問
-
投資信託の買い時はありますか?
-
投資信託のベストな買い時を判断するのは難しいため、
一括で投資をするのではなく、
毎日・毎週・毎月など日にちを決めて積立投資をするのがおすすめです。
積立日については以下の記事で解説をしています。
-
損切りをした方がいい時はありますか?
-
インデックス投資など、全世界市場全体への投資は世界経済自体が
「長期的に右肩上がりで成長していく」と考えられているため、
お金が一時的に減っても、じっくりと待つことでプラスになる可能性が高いです。
例えば、コロナによって一時的に下落した場合にも、時間の経過とともに経済は回復しました。
しかし、損失が出ていることによって心に余裕がなくなりそうな場合は、
「買値の5~10%の損失が出た場合」のように
損切りする際の目安を決めておくことがおすすめです。
まとめ
投資信託をこまめに売買するのはNG!
投資信託の売却を検討する際の3つのタイミングは、
「目標金額に達した時」
「現金が必要になった時」
「ポートフォリオを組み直すとき」です。
それぞれの状況に応じて適切な判断を行うことで、
リスク管理ができ、資産運用の効果を最大化することができるはずです。
長期運用をして、正しいタイミングでの売却することが
投資の成功に繋がる重要なポイントです!